認知症は高齢化するとかかりやすくなる脳の病気。女性は男性の2.5倍の発症率だそうです。出来れば、かかりたくないですね。

「世界一受けたい授業」（日本テレビ、11月3日）の「８大名医が警鐘をならす3つの病気」で、認知症を予防する食べ物、運動、睡眠についてやっていたのでメモします。このコーナーの名医はアルツハイマーなどの世界的権威、Dr.デール・ブレデゼンでした。

それから、認知症のごく初期症状として、「匂い」を感じにくくなることが挙げられます。あれ？と思ったら、早めに認知症検査を受けましょう。初期であれば、今は、薬などで治すこともできます。

認知症の原因となるのは、脳にたまるアミロイドベータ。この、いわば脳のゴミを掃除してくれる食べ物が、ブロッコリー、鮭、きのこだそうです。

そして、発酵食品（チーズやキムチなど）も、アミロイドベータがたまるのを防いでくれるとのこと。

また最近のフィンランドでの研究で、1日１個タマゴを食べるといいということが分かったそうです。タマゴの「コリン」という物質は体内でアセチルコリンという神経伝達物質に変わり、脳を活性化するんです。それが認知症予防にも役立っているんです。

さらに、夕食と朝食の間を12時間以上あけるのも予防になります。少し空腹の時間を設けることで、脳が危機を感じて活性化するそうです。

睡眠時間は毎日7～8時間必要。それ以下というのは、脳にダメージを与えます。「睡眠負債」と言われるように、睡眠不足がたまると認知症の危険が高まります。

有酸素運動も大事ですが、それに加えて筋トレをするのがいいそうです。筋肉を動かすと脳の神経伝達を鍛えることになり、脳内（海馬）の神経細胞も新しく作られます。

例えば、こちらの日経電子版新聞の下のほうにあるような「椅子につかまってのスクワット」など簡単な筋トレでいいので、毎日続けましょう。

まだ日常生活には支障がないけれど、少しだけ物忘れなどがある。そういう段階を認知症予備軍（MCI）といいます。予備軍の人は、4年半ぐらいで認知症になってしまうと言われますが、認知症予備軍になると体の感覚が鈍ってきて、痛みや疲れを感じにくかったりします。

その認知症予備軍（MCI）になってしまったかどうか、簡単に分かるテストが「スマヌ法」。誰かに背中に「ス」または「マ」か「ヌ」を一文字、指で描いてもらい、どれを描いたか当てます。（この3文字は、よく似ているので間違いやすいのです）

6回やって半分間違えてしまったら、認知症予備軍（MCI）の疑いがあります。すぐに病院で本格的に検査を受けましょう。この段階なら、まだ十分、本当の認知症になるのを防げるそうですよ！

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