元気に長生きする方法と食べ物:細胞の長寿遺伝子の活性化と、テロメアの安定化を促す!

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元気に長生きする方法と食べ物:細胞の長寿遺伝子の活性化と、テロメアの安定化を促す!

ヒトは新陳代謝や細胞分裂を続けることで生きています。老化とは、この細胞分裂が出来なくなってしまうこと。


細胞の中にある「テロメア」と言われるものが、細胞分裂の指令を出していますが、テロメアがだんだん短くなり働かなくなると、それ以上細胞が分裂できなくなり成長・新陳代謝が止まってしまいます。シワやたるみなどの美容的劣化、認知症や身体が思うように動かなかったりという肉体的ダメージが起きます


膳細胞の中にあるテロメアは若い頃は長いのですが、加齢とともに、細胞分裂を繰り返すたびに、徐々に短くなっていきます。このテロメア自体の老化を左右しているのが、近年発見された細胞の中の「長寿遺伝子」長寿遺伝子を活性化させると、テロメアが安定し、老化防止につながるのです。つまり若々しさの秘訣は、長寿遺伝子活性化にあるんですね!


*テロメアやテロメアを長くする酵素の研究は、2009年ノーベル医学生理学賞を受賞しています。テロメアの長さには非常に個人差があり、生活環境・習慣の違いよりテロメアの長さに違いが出ることも分かっています。


長寿遺伝子を活性化させるメリットは、テロメアの安定化以外にもいろいろ

(1)活性酸素を消去する(細胞を傷つけ、老化させる活性酸素から細胞を守る)
(2)遺伝子の修復(ダメージを受けた遺伝子の修復をし細胞を正常化) 
(3)代謝のコントロール(細胞の老化スピードを正常化)


こんなに大事な働きをしている「長寿遺伝子」。長寿遺伝子を活性化させ、テロメアも安定させて、元気で長生きできる身体を作りましょう


テレビ東京「レディス4」では、この長寿遺伝子の活性化の方法を伝授していました。解説は、抗加齢医学の第一人者・順天堂大学教授の白澤卓二氏。(2015年10月14日放送)

長寿遺伝子を活性化させる方法


長寿遺伝子を活性化させるのに、とっても大事なことが3つ。そして他にも2つ、精神的な意味で大事なことがあります。


(1)ケトン体を増やして、ケトン体質になる!


糖質制限をすると体の脂肪が燃焼し、そのときに肝臓でケトン体が作られます。そうなると、長寿遺伝子が活性化されます。


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糖質制限・脂肪燃焼というステップを踏まずに、肝臓でケトン体を作るのが、ココナッツオイルやココナッツミルクの中鎖脂肪酸。


だから、ココナッツオイルココナッツミルクを摂取しても、ケトン体を増やし、ケトン体質になることができます


ココナッツオイルは毎日50㏄、ココナッツミルクは毎日100㏄摂るといいと白澤氏のアドバイスです。

【2024年3月追記】

ココナッツオイルに関しては、2024年現在いろいろな意見があります。
・いくつかのエビデンスや初期の研究ではココナッツオイルのメリットも示唆しているが、アルツハイマー病の予防となるかどうかの明確な研究結果は限られている。さらなる研究調査が必要。
・ココナッツオイルは飽和脂肪酸を多く含むため、心臓血管の健康に潜在的リスクをもたらす可能性がある。医師との相談の上の摂取が望ましい。
つまり、毎日の摂取には注意が必要です。


食べ方は、いろいろあります。
(1)パンに塗る
(2)ドレッシングに混ぜる
(3)調理油として使う(酸化しにくいので、揚げ物にも最適)
(4)コーヒーに小さじ1杯ぐらいを入れる
(5)味噌汁に小さじ1杯ぐらいを入れる
(6)煮物に入れる
(7)納豆や豆腐にかける
など。アイスクリームにかけても、おいしいですね。


加熱加工されていない「エキストラバージン ココナッツオイル」が良いようです。


このオイルは、18度~25度ぐらいだとゼリー状、25度以上だと液体、18度以下だと個体になります。使う方法に合わせて冷蔵庫に入れたり、湯煎にかけたりします。


最初は、食べて下痢をする人もいるので、1日に小さじ1杯ぐらいから始めましょう。過度の摂取も禁物。毎日小さじ3.5杯ぐらい(14gぐらい)までが無難という人もいます。(持病を持っている人は、お医者さんに要相談!)


(2)ポリフェノールを摂る


日本で「長寿の里」と言われるのが、長野県高山村。ここの人たちは、テロメアが平均よりも長いそうです。


この高山村の特産が、りんごと、ワイン用のぶどう(カルベネ・ソーヴェニオンなど黒いぶどう)。そう、リンゴとぶどうに含まれるポリフェノールが、長寿遺伝子活性化に効くのです。


りんごも、黒いぶどうも、皮にポリフェノールがいっぱいあるので、皮を食べるのが大事。(リンゴには、さらにカテキンなど他の成分もあるので、このまとめた「リンゴ・ポリフェノール」が更にいいのです)


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(マウスの実験でも、上のように、りんごポリフェノールを与えると寿命が延びます)


リンゴなら、色が濃いものを選んで、1日1個。


ぶどうは、なるべく皮ごと食べるといいのですが、皮ごとミキサーでジュースにするという方法もあります。


ブドウの代わりにワインを飲むなら、赤ワイン。アルコールも入っているので、1日にグラス3杯ぐらいまでが適量です。


(3)運動をするなら、「インターバル速歩」がおすすめ


運動は、激しい体力を消耗する運動ではなく、長時間できて心拍数が上がらないものが、おすすめ。そのほうが、ケトン体が出やすくなるからです。


そして最もおすすめなのは、いろいろな効果が認められ、高齢の人もやりやすい「インターバル速歩」。


「インターバル速歩」のやり方は、こちらにもありますが、「3分間速く、大きく腕を振って歩く ⇒ 3分間ゆっくり普通のペースで歩く」を、5回繰り返します。(5回繰り返すと30分になります)


このインターバル速歩を1日30分以上、週4日以上行うのが理想です。


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その他にも大事なのは、

(A)温泉などでの癒しで、ストレスを減らす


長寿の里・高山村は、温泉でも有名な村。住人はよく山田温泉に入っています。


温泉に1時間ぐらい入っていると、ストレスが半分になるという医学報告もあります。温泉のミネラル成分が有効なんですね。温泉の元などの入浴剤を、自宅のお風呂にいれるのでも効果があるとのことです。


例えば介護をしている人などは、テロメアが短いと言われるほど、ストレスは長寿や、テロメアの敵です。ストレスを感じたら、とにかく癒しの時間をとることを考えましょう。


(B)生きがい・新しい趣味を持つ


新しい挑戦をすると、脳が活性化されます。脳の神経細胞が刺激されるんですね。だから、いくつになっても生きがいをもって、新しいことに挑戦している人は若々しくいられます。


ちなみに、喫煙は長寿の大敵。5年間毎日1箱吸うと、1年寿命が縮むと言われます。20年喫煙したら4年、40年喫煙したら8年、寿命が縮んでしまうんですね。できるなら、タバコはやめたほうが長生きできます。


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