駅弁は、東京駅にも全国の駅弁を売っている専門店「祭」があるほど人気！旅行に行く人にはもちろん、東京駅でも買えるので、手軽なお土産や、またコンビニのお弁当感覚でランチや夕飯代わりにしている人たちもいるのだとか！

「マツコの知らない世界」（TBS2015年8月4日放送）では、駅弁5000個を食べたという駅弁大好き鉄道カメラマン、櫻井寛（さくらいひろし）さんが、そんな駅弁のベストなものを教えてくれました。櫻井さんいわく「駅弁は箱に詰まった小宇宙」。確かに、地方独特の食材やおいしさ、雰囲気が詰まっていて、それがコンビニなどのお弁当とは一線を画しているんですね。

櫻井さんはもちろん、マツコさんも、一口食べて大絶賛！あなごが、本当においしいという広島・宮島口駅の「あなごめし」。瀬戸内海のキンアナゴ（100匹のあなごの内、1匹いるかいないかです）を丁寧に何度か焼いたもので、1日に20食しか作れないお弁当。

「宮島に行くフェリーの中で食べるのが最高のシチュエーション！」とは、通の言葉ですが、あいにくフェリーは5分か10分で着いてしまうので、ご注意を。

デパートの駅弁イベントなどに登場することは、ほとんどなく（今までで1回だけ）、ほぼ、宮島口駅でしか食べられないものです。宮島へ行くときには、ぜひ食べたいですね！

東京駅の中央通りに面した駅弁専門店「祭」。ここには170種類以上の駅弁が、常時おいてあります。駅弁は、コンビニなどのお弁当と違い、掛け紙がしてあって中身が見えないので、どれがおいしいのか迷いますよね。でも、これだけ押さえておけば、大丈夫です！

●「海苔のり弁」（900円／JR郡山駅・福島県／福豆屋）

これは、究極ののり弁！海苔は、陸奥寒流海苔（みちのくかんりゅうのり）を使用し、ご飯の真ん中にも海苔が入っているため、「海苔のり弁」という名前になっています。ご飯にかかっているおかかは、蕎麦ダレで炒ったもの。昆布もはいっています。いろいろな味がして、とってもおいしい絶品のり弁！おかずについている出しまき卵が、また絶品。のり弁をあなどってはいけないと思わされる逸品です。

●「吾左衛門鮓（ござえもんすし）・鯖」（1000円／JR米子駅／米吾）

鯖寿司で有名な吾左衛門鮓の駅弁。カニやますの駅弁もありますが、鯖（さば）が一番人気。肉厚な鯖がたまりません！最初は、お醤油をつけずに魚の味を味わって食べるのが、おすすめ。たくさんある鯖寿司の中でも、絶品！

以下の３つは、鶏弁当3種類。それぞれご当地の味で、どれもおいしいとマツコさん絶賛！

●秋田県・大館駅の「鶏めし弁当」（880円／花善）

ゴロッとした大きめの鶏が入っている鶏めし弁当。鶏はもちろん、鶏を煮た汁で炊いたご飯もおいしいと、マツコさん感激！

●群馬県・高崎駅の「鶏めし弁当」（900円／高崎弁当）
照り焼き、コールドチキン、そぼろの3種類の鶏が入っているお弁当。そぼろは、あまり甘くなく、大人のあじつけ。副菜についている梅が梅酒の味がして、最後にさっぱりできます。これも、マツコさん、おいしいと感激！

●小倉駅の「鶏めし（かしわ）」（920円／北九州弁当）　
鶏と錦糸卵、のりの入った3色のきれいな鶏めし。のり・たまごを適度に混ぜて食べるのが、おいしく食べるコツ。これもまた、おいしいとマツコさん感激。

●「玉宝（ぎょくほう）」・・・能登半島・七尾駅の駅弁（5個入り・565円）
タマゴが巻かれた太巻きのような巻き寿司。甘めのタマゴと、具の干ぴょう・でんぶ・玉子焼きで、ふんわりした懐かしい感じの巻き寿司です。その素朴な感じがとってもおいしいと、マツコさん感動！値段も安くて、驚きです。能登に旅したときに、能登の海を見ながら食べたいお弁当！

●「いわしのほっかぶり寿司」・・・北海道・釧路駅の駅弁（1080円）
釧路駅から、釧路湿原へと向かうノロッコ号に乗り、釧路湿原を眺めながら食べるのが最高！と、櫻井さん。脂がのったイワシの上に薄い大根が乗っていて、その組み合わせが最高、さっぱりと食べられます。

●「鮎屋三代」（あゆやさんだい）・・・熊本県・新八代駅の駅弁（1150円）
SL人吉号（熊本・肥薩線）に乗るときに買いたいお弁当「鮎屋三代」。人吉の名産の鮎を、塩焼きにしたものと甘露煮にしたものの2種類があります。甘露煮も大変おいしいですが、塩焼の鮎のお弁当も、珍しくて食べてみたい一品。柔らかいので骨まで食べられます。どちらも、マツコさん、絶賛！

九州駅弁グランプリ第1回～第3回まで3年間、九州駅弁ランキング連続1位！また10周年記念特別賞「MVE」も受賞している九州の大人気定番駅弁です。

●「栗めし」・・・熊本県・人吉駅の駅弁（1100円）
人吉駅には、42年間お弁当を売っているお弁当売りの名人、菖蒲さんがいます。その菖蒲さんが「マツコの知らない世界」に登場。お弁当売りの呼び声をしてくれました。そして、おすすめしてくれたのが「栗めし」。これも九州の人気定番駅弁。ごろごろ栗の入った駅弁で、器も栗の形。食欲のないとき、子どもにもいいかもしれません。

グランスタは、東京駅の地下にあるデパ地下のような商店街ですが、厨房があり作りたてお弁当を売っているお店もあります。

また東京駅の中央口地下から行ける「東京駅　大丸」のデパートの地下にも、お弁当がいっぱい！「お弁当ストリート」という通路があります。できたてのお弁当を売っているお店もあり、列車や新幹線に乗る人も買いにきます。

櫻井名人は、乗車までの時間がどれくらいあるかで、「祭」「グランスタ」「東京駅大丸」を使い分けていて、1，2分のときは「祭」、5分あれば「グランスタ」、15分あれば「東京駅 大丸」に行くそうです。でも、東京駅大丸では行列を作っているお店もあるので、要注意！

●塩にぎり（1350円／グランスタ・築地竹若）
1日100個限定の塩にぎり。出来るのは、11時、14時、17時。初めは何もつけないで、味わうのがいいと櫻井さん。

●黒毛和牛ハンバーグ弁当（1650円／「東京駅 大丸」の地下・ミート矢澤）

ミート矢澤は黒毛和牛専門店。五反田にレストランがありますが、ここはテイクアウトのお弁当だけ。ハンバーグからステーキ弁当まで、さまざまあります。黒毛和牛なので、お値段もゴージャス。でも黒毛和牛100%なので、やはりとってもおいしいとマツコさん、絶賛。知ってはいたけれど、並んでいるので買ったことはなかったそうです。もっと早く買っておけばよかった！とのこと。ただ注文してから焼いてくれるので、10分～15分ぐらい時間がかかります。

●究極のチーズバーガー（1550円、「東京駅 大丸」の地下・ブラッカウズ）

ミート矢澤の系列店で、大丸では隣にあります。そのおいしさに、マツコさん、言葉もありませんでした。黒毛和牛100%のチーズバーガーです！

他にも、グランスタには、とんかつのまい泉（東京駅限定の3階建て弁当が子どもにも人気！）、てとて、マンゴツリーキッチン（タイ料理のお店）など、名店がお弁当を売っています。

そして大丸の地下には、たいめいけん（日本橋）、玉ひで（人形町）の鶏の唐揚げ専門店、叙々苑などもテイクアウトお弁当を販売。どれも個性的でおいしくて、ランキングにはできないぐらいです。ひとつずつ、制覇していきたいですね！

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