コラーゲンは、やっぱり効果がある!特に60代以上、そしてスポーツ選手にもおすすめ
NHKの「ためしてガッテン」でコラーゲン100%活用法をやっていました。コラーゲンは、食べても肌に関係ないとか、いや、やっぱり肌が潤って弾力が出る/シワやたるみに効くとか、議論が続いていたのですが、ここでひとつの結論が出ていました。
それは、コラーゲンを食べて、肌に効果のある人がいる、ということです。京大で佐藤健司農学博士のチームが研究をしています。
その、コラーゲンを食べて効果が出る人というのは、何らかのダメージがある人(=ダメージを受けたタンパク質が体内にある人)。ダメージとは、美容関係の場合には、日焼けや冬の乾燥などが大変ひどい場合などです。
「ためしてガッテン」でも、6人の女性が1日5gの純度100%のコラーゲンを1週間食べ、6人中3人が、肌の潤いが10%~30%ぐらいアップ!そして、この3人のうち2人が60代でひとりは40代でした。効果のなかった人は、50代と40代女性。つまり、効果のなかった人は、今の体内状態が問題が無いと思われたため、コラーゲン効果があまり見られなかったのです。
コラーゲンを食べると、胃や腸でバラバラに分解され小さな分子(コラーゲンペプチド)になります。すると、体内にある「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」がその小さなコラーゲンを見て、必要だと思った時には、繊維芽細胞がコラーゲンを新しく作り始めます。これが、肌などに現れ、潤いが増したりするんです。
「繊維芽細胞」が「必要だと思う」のは、「ダメージを受けたタンパク質が体内にある」ときなんですね。
分かりやすい例で言うと、床ずれのある人や怪我をした人。そういう人は、コラーゲンを摂ると傷や怪我が治りやすくなります。実際に埼玉の病院で、床ずれのある患者さんにコラーゲンを摂ってもらい、1年以上あった床ずれが軽くなった人がいるそうです。(肌の再生を助ける効果があることは2015年に学会でも発表されています)
だから、年齢肌の人は、「ダメージを受けたタンパク質が体内にある」と判断されやすいためコラーゲン効果も出やすく、肌に潤いが戻ってシワなどが目立たなくなったりします。
つまり、何も効果が出なければ、今はコラーゲンが必要ない、ということ!だから、2~3週間摂ってみて、効果があればそれはとってもうれしいし、もし何も効果が無い場合には、今は必要ないんだと思えばいいんです!
ためしてガッテンでは、「コラーゲンをお薦めする人」として、
(1)高齢者・・・肌の繊維細胞が少ない(=シワやたるみが出来ている)
(2)炎症のある人・・・大けが、関節痛、日焼け、冬の乾燥など
となっていました。
コラーゲンは、シワやたるみが気になる女性だけでなく、いろいろな人に摂取されています。
「ためしてガッテン」では、コラーゲンを作っている工場の食堂に粉のコラーゲン(コラーゲン・サプリ)が置いてあって、全員、何にでも振り掛けて食べていました。健康サプリ感覚ですね。(この工場のコラーゲンは、魚の鱗から抽出され作られています。まるでパスタのように機械から長い棒状のコラーゲンが出てきて、さらにそれを湯に入れ溶かし、粉状にするそうです)
また、例えば、城西大学の駅伝部。ランナーたちは毎日食事の時に、コラーゲンの粉(コラーゲン・サプリ)を振り掛けて一緒に食べているのですが、そのお蔭でラクに痛みなく走ることが出来ているとのこと。コラーゲンは、軟骨細胞にも効果があり、ケガの治りが早いことが知られています。これも、つまり、ダメージのあるところで働くからですね。
ドイツのコラーゲン研究所は、コラーゲンは関節の軟骨の再生を助け、関節炎の進行を抑えると発表しました。8-12週間摂取すれば、効果が出る人がいるそうです。
日本でも、動脈硬化に効果があることが研究されていますが、コラーゲンを5g毎日飲めば血管の若さが5歳若返るかもしれないと言われています。(血管を作っている成分の20%は、コラーゲンなんです)
◎ただ、日本の厚生省は、コラーゲンの効果が認められた研究もあるが、認められなかった研究もある、とHPでは発表していて慎重な立場をとっています。
コラーゲンと聞くと、ゼラチンを思う人もいると思います。コラーゲン工場の人も、グミ(お菓子)に使われているものと同じだと言っていたので、コラーゲン(コラーゲン・サプリ)とゼラチンは、ほぼ同じものです。
ただ、血中への吸収率が、ゼラチンは1なのに対して、コラーゲン・サプリは1.8で、約2倍近くコラーゲンの吸収率がいいのです。だからコラーゲン・サプリのほうがおすすめなのですが、原価が全く違うので、値段も違うんですね。
コラーゲン・サプリの原価は、100gで最安だと1000円ぐらい、高いものだと2000円ぐらいですが、ゼラチンは、原価が100gで500円ぐらいと安いそうです。
それでも、ゼラチンをたくさん摂るから!という人は、いつもお料理の中や飲み物に入れるといいかもしれません。
ためしてガッテンで紹介していたゼラチン入りレシピは、チャーハンやパスタ。
チャーハンは、炒めないので油の使用料が通常の1/30とダイエットにもOK。パスタだったらソースに入れるといいようです。おいしそうだったので作ってみたくなりましたが、でも使うゼラチンはほんの少し!
吸収率も悪いことを考えると、やっぱり飲み物やスープに入れたりしたほうが、良さそうです。ただゼラチンはたいてい豚の皮由来のゼラチンなので、臭みがあるため、水分量の約1%ぐらいまでにしたほうが良いそうです。(つまり200mlの水分だと、小さじ1強)
やっぱり本気でコラーゲン効果がほしいなら、ゼラチンではなく、コラーゲン・サプリにしたほうがいいようですね。
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