「デビアスなメイドたち」シーズン1、やっと見ました!その感想です
最初に「デビアスなメイドたち」というタイトルを見たときは、あのダイヤモンドのデ・ビアス(De Beers)?と思いました。でも、違ったんですね。"devious"は、よこしまな、巧妙な、腹黒いなどの意味の形容詞で、日本語にすると「よこしまな家政婦たち」みたいな意味。この海外ドラマ、おもしろくて、とってもおすすめです!
シーズン1のエピソード1は、いきなり殺人事件!ビバリーヒルズの裕福な家のメイドが殺されたのです。その裕福な家の住人夫婦は、仲が悪くいかにも傲慢で、特に旦那は嫌な感じ。どうやら、メイドをレイプした?ちょっとサスペンスドラマなノリで、思わずストーリーに引き込まれます。
でも、BGMはラテン調。深刻だけどどこか明るい雰囲気。そして、リッチなセレブたちの家で働く5人のラテン系のメイドたちがだんだんに登場。彼女たちの働く家は、どこも問題だらけ。主に夫婦関係の問題。この辺は、やっぱり「デスパレートな妻たち」の制作陣だからかな。
そしてメイドたちは、けな気だけれど、なかなかの野心家もいて。本当にこんなメイド、いるの?そんなハズ、ないよね?と思いながらも、ストーリーの先がとっても気になる!
傲慢でおバカなセレブの雇い主たちに、時に悩みながらも、時に小気味よく仕返しをするメイドたち。そのたくましさや、可愛らしさが、このドラマの魅力!まさに『ペーソスあふれるダーク・コメディ』。もちろん一方では、次々あばかれるスキャンダラスなセレブの生活も興味津々!
シーズン1全体のあらすじは、冒頭の殺人事件の真犯人を探そうとする、ひとりのメイド(犯人にされた息子の母親)の機転あふれるストーリーを中心に、他のメイドたちをめぐるいろいろな話で展開。テンポもノリも良く、夜中にひとりで見ていても楽しめます!
メイドさんたちもカラフルな服装で、すごくお洒落なんですよ。もちろん、セレブの豪邸も素晴らしい家具やファッションが出てきます。
それにしても、リッチな人、プアな人の階層がはっきりしているアメリカならではのドラマかも。中にはメキシコから、子どもをおいて働きに来ているという設定のメイドもいて。現実の社会をそのまま描いているのでしょうか。
これがアメリカで大ヒットして、シーズン4の制作まで決まったというのだから(放送は2016年)、おもしろいですね。「デス妻」は、シーズン7まで作られているから、それに負けないヒットになるかもしれません。
「デスパレートな妻たち」の制作陣が、メキシコで人気のソープドラマをベースにして創ったそうで、制作陣には、なんと「デス妻」に出ていた女優のエヴァ・ロンゴリア(カルロスの妻、ソリス役)がいるそうです。
メイドたちのキャストは、
アナ・オルティス(「アグリー・ベティ」でベティの姉役)、
ダニア・ラミレス(「ヒーローズ」でマヤ役)、
ロゼリン・サンチェス(「FBI失踪者を追え:Without a trace」のエレナ・デルガド役)、
そしてジュディ・レイエス、エディ・ガネム。
皆、美しいラテン系の女優さんばかり!こんな美しいメイドだったら、どんな家でも、何か起きても不思議はないかも!?
英語も、ラティーノのメイドの話が中心だからか、少しだけアクセントが強い人もいたりしますが、全体的に聞き取りやすいです。聞き取りやすいので英会話の勉強になるかもしれませんが、でも、DVDを買って何度も見て勉強する感じのドラマではないかも。
例えば、あの有名な「フレンズ」だったら、使えそうな英語の会話が1つのエピソードにあふれていましたが、これは、そこまでは行かない気がします。でもストーリーはすごく面白くて目が離せなくなるので、動画配信サイトとかレンタルDVDで、ぜひ最後まで見たいと思ってます!
気になった英語のフレーズを少しメモしておくと、
・She has attitude.・・・メイドの面接をしたあとに言う妻の言葉。本当は「She has an attitude」で、彼女は生意気だ/傲慢だ/態度が大きい、などの意味ですが、調べたところ、このように会話でanが抜けて言われるときには、わざと強調して言っているそうです。
・"Are you ambicious?" "There are things I want." ・・・雇い主に「野心はあるのか?」なんて聞かれて、メイドはどう答えるんだろうと思っていたら、"There are things I want."でした。Yes, No, ではなく、こういう返事の仕方もいいですね!
・help・・・メイドの言い換えで、使われていました。
・If you want to help me, dust!・・・雇い主の妻が、当り散らしてメイドに言ったセリフ。dust!だけで、掃除して!になるんですね。
・That's very nice, but this is not a good time.・・・何かを断るときに、こういう風にも言えますね!
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